こんにちは、マリスデンタルクリニックの峰村です。
歯周病専門医の勤務開始のお知らせです。
歯周病とは、歯茎の炎症と歯を支える骨をも破壊していく病気です。歯槽膿漏ともいいます。この病気の恐ろしいところは、無自覚で進行していくことという事です。症状が進むと歯茎がら血がでたり、歯が抜けたりします。歯に影響があるだけでなく、歯茎に入った細菌が血管を通って体の別の部分へ運ばれると、心臓疾患、脳梗塞、腎臓疾患、妊娠トラブル、人工関節合併症を引き起こすとされています。ですから、予防や早目の治療がとても大切です。妊婦では安定期（妊娠４－７か月）に歯のクリーニングをし、早産などのリスクを低下させるのが望ましいと言われています。
明日、16日は、International School of Phnom Penh, ISPPのInternational Day イベントに参加することになりました。
毎日、クリニックには色々な症状を持つ患者さんがいらっしゃいます。歯が痛い・歯茎から血が出る、などの代表的なものから、歯がグラグラ動く・歯茎が腫れた等症状が重いケースとあります。その中でも最近多いのが、「よく噛めない」というものです。痛くて噛めないのであれば、虫歯や歯周病などの原因となるものを取り除けば多くの場合は症状は改善します。しかし、歯が1本（あるいはそれ以上）なくて噛めない、右あるいは左のみの片側噛み、という事もよくあります。その治療方法はケースバイケースですが、今回はよく噛めることがいかに重要かを、全身的な観点から見ていきたいと思います。
