5月3日、日本ならゴールデンウィーク真っ只中ですが、カンボジアは普通の平日ということで、日本人学校の第二回歯科検診に行ってきました。
去年のよりも10名以上も生徒さんが増え、33名の検診になりました。
第一回目の検診でむし歯を指摘された歯を治療しているお子さん達をみて、検診を続けてよかったと実感しました。
歯磨き指導の時間も取って頂き、最近お父さんお母さんの指導のおかげで歯磨きはきちんとできているお子さんが増えてきているので、今回はフロス(糸ようじ)の使い方の説明をしました。お子さんでも歯と歯の間にむし歯ができているケースが多くみられます。歯ブラシではプラーク(汚れ)の6割しか取り除けないことがわかっていますから、フロス(糸ようじ)を使うことがとても大切なのです。子どもたち一人ひとりに30センチ程度(指から肘までの長さ)にカットしたフロスを渡して、それを中指に巻きつけて歯と歯の間をお掃除する方法について説明しました。みんな一生懸命チャレンジしていて、とても愛らしかったです。フロスも歯ブラシと同じで練習が必要なので、もし使用方法がわからない方はお気軽に当医院へお越しください。
検診の後、校長先生とのお話の中で、低学年の子ども達には父兄と一緒にクリニックで染色剤(磨き残しのあるところが色がついてわかる薬剤)を使用した、歯磨き指導教室を実施しようということになりました。私たちが毎日行なっている歯磨きですが、歯ブラシ・フロス・歯間ブラシの使い方を知らない、あるいは使い方やサイズが間違っている方がとても多いのです。この機会にご父兄並びに生徒さんに正しい歯の磨き方を学んでいただければと思っています。